ハイパーコンバージドインフラは結局どれがベストか導入後の負担に差が? 知らないと失敗する

クラウド化や自動化など、高効率なIT運用を目指す際の強い味方、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)。数ある製品のうち、選ぶべきはどれか? 仮想化のプロたちに聞く。

2017年01月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 エンタープライズITの世界では一見パブリッククラウドが広く幅を利かせているように見えるが、実際には取り沙汰されているほど普及しているわけではない。当たり前のことだが、企業システムの中にはパブリッククラウドに向くものと、パブリッククラウドに向かないものがある。現在は、そのうちパブリッククラウドに向くものを移行できるかどうか、ようやく具体的な検討が始まった段階だといえよう。

 逆にいえば、全てがパブリッククラウドに移行できるわけではないことがはっきりしてきたため、これまで以上にオンプレミス環境の効率的な運用が重要視されるようになってきている。そんな中、仮想化基盤をより低コスト、低負荷で構築・運用できるインフラ技術として、「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」が注目を集めている。

 HCIは、仮想化基盤を構築するために必要なハードウェア/ソフトウェアを全て1つに集約したアプライアンス製品だ。似たコンセプトのソリューションとして、これまでも「垂直統合型製品」「コンバージドインフラ」が存在していたが、ハイパーコンバージドインフラは「分散ストレージソフトウェアによって複数のサーバノードの内蔵ディスクを仮想化し、ひとまとめにして共有ストレージとして利用可能にする」という技術を採用している。これにより、これまで共有ストレージの導入・運用に掛かっていた膨大なコストと手間を、一気に削減できるものとして大きな期待を集めている。

 こうしたメリットが理解されるにつれ、オンプレミスやプライベートクラウドの仮想化環境のより効率的な運用を模索する企業の多くが、HCIに熱い視線を注ぐようになっている。そんな中、ひときわユニークな特徴を持つ製品として注目を集めているのが、「Cisco HyperFlex Systems」だ。ポイントは、信頼性、運用工数、拡張の柔軟性にある。


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