「ライセンス管理不備で高額請求」の落とし穴を回避、理想のIT資産管理とは野放しは経営リスクにも

仮想化やクラウドの採用で企業のIT基盤は急速に複雑化し、職人技に頼ったソフトウェア資産管理はもはや困難だ。どのような対策を行えばリスクを回避できるのだろうか。

2017年02月03日 10時00分 公開
[ITmedia]

 今、社内でどんなソフトウェアが、どのハードウェアで稼働しているのか。利用に見合ったライセンスを適切に保有しているのか――。あなたはこの質問に対して簡潔に答えられるだろうか。

 IT部門にとって、ソフトウェア資産管理(Software Asset Management:SAM)は極めて煩雑な作業といえる。組織変更でユーザーは変わり続け、機能拡張を目的としたソフトウェア追加もしばしば。システムがサイロ化していようものなら、なおさらだろう。こうした状況下で多くの日本企業は各種SAMツールを使い、何とか対応しているのが現状だ。しかし、仮想化技術の急速な普及とともに、こうした人海戦術での対応にも限界を迎えつつある。IT資産管理のベストプラクティスはないのだろうか。

本稿は、ITmedia エンタープライズからの転載記事です。

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