仮想化やクラウドの採用で企業のIT基盤は急速に複雑化し、職人技に頼ったソフトウェア資産管理はもはや困難だ。どのような対策を行えばリスクを回避できるのだろうか。
今、社内でどんなソフトウェアが、どのハードウェアで稼働しているのか。利用に見合ったライセンスを適切に保有しているのか――。あなたはこの質問に対して簡潔に答えられるだろうか。
IT部門にとって、ソフトウェア資産管理(Software Asset Management:SAM)は極めて煩雑な作業といえる。組織変更でユーザーは変わり続け、機能拡張を目的としたソフトウェア追加もしばしば。システムがサイロ化していようものなら、なおさらだろう。こうした状況下で多くの日本企業は各種SAMツールを使い、何とか対応しているのが現状だ。しかし、仮想化技術の急速な普及とともに、こうした人海戦術での対応にも限界を迎えつつある。IT資産管理のベストプラクティスはないのだろうか。
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