モバイルで業務を遂行する上で煩わしいのが接続先の管理だ。環境によって最適なネットワークは変わり、その都度つなぎ換えの手間が発生する。解決方法を探った。
企業内のモバイル化の流れは止まらない。今や多くの会社でノートPCやスマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイスを積極的に配布し、モバイルアプリケーションを導入してワークスタイル変革を進めている。
しかし、いくら端末が普及しても、ネットワーク回線の速度が遅ければ生産性の向上は望めない。また、移動中にネットワークの接続が頻繁に切れて、その都度接続設定をユーザーが行わなければならないとしたらユーザーの不満は募るばかりだ。「何とかしろ」とエンドユーザーに突き上げられて、管理者の負担も増大する。
本当にモバイルアクセスによる生産性の向上を実現したいなら、セキュアな通信を確保した上で、通信の高速性といつでもどこでも安定した接続状態を維持できる環境を提供しなければならない。
社外から社内のネットワークに安全にアクセスするためのVPNは、インターネットで接続された拠点間にトンネルを掘るように専用のネットワークを構築して安全な通信を可能にする技術だが、従来の一般的なSSL VPNでは、通信速度が遅かったり、接続先の設定が面倒だったりといったことが課題になる。これを解決し、従業員にいつでもどこでも簡単に快適な通信環境を提供するにはどうすればいいのか。
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