中堅・中小企業でも何とかなる、会計システムのクラウド移行“最適解”止められないシステムでも確実に移行

クラウド移行の流れは中堅・中小企業にも広がっているが、後回しにされがちなのが基幹系システムだ。止めることが許されないシステムをクラウド移行するための最適解とは。

2017年02月22日 10時00分 公開
[ITmedia]

 システムの導入や移行に際して、クラウドを優先的に検討する「クラウドファースト」が、今や大企業のみならず中堅・中小企業にも広がりつつある。事実、ファイルサーバやグループウェアなどの情報系システムについては、運用の容易さからクラウドサービスの利用にかじを切る中堅・中小企業も少なくない。

 こうした中で移行が後回しとなっているのが、会計・人事労務などの基幹系システムだ。理由として挙げられるのは、業務遂行に不可欠な存在であるために、クラウドへの移行に慎重にならざるを得ないこと。ユーザー企業側の不安は「システムの安定稼働」「データの確実な保護」などが代表的なものだ。もちろん、オンプレミスでなくクラウドでも各種の手だてを講じることで、これらの要件を満たすことはできる。

 だが中堅・中小企業では、専任のIT担当者を確保するのが困難な場合がある。兼務しながらの限られた時間では、ツールの選定や業務の見直しに手間取ったり、クラウドに関する十分な情報収集もままならなかったりする。「本当に安全で安定したシステムになるだろうか」という不安をなかなか拭えないことが、基幹系システムのクラウド移行の際に、大きな壁となっている。

 こうした中、中堅・中小企業のクラウド移行をより円滑に進めるための手法も確立されつつある。本稿ではその具体策を紹介するとともに、そのメリットを解説しよう。


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