高度なクラウドサービスを提供するには、優れたキャパシティーや堅牢(けんろう)さ、スケーラビリティのあるITインフラが欠かせない。多数の企業が利用するSAPのクラウドアプリケーションを支えるITインフラから、その実現方法を探る。
高度なクラウドサービスへの要求が増したことで、ITインフラに掛かる負荷も増大し続けている。ビジネスクリティカルなアプリケーションとなれば、サービスプロバイダーは常時稼働のハイパフォーマンスなサービスを確実に提供する必要がある。その高度な環境を実現した企業の1つが、約31万社もの企業にアプリケーションを展開するSAP SEだ。
膨大な数の企業が利用する同社のクラウドサービスは、パートナー企業のホスティングを活用して、優れたキャパシティーや堅牢(けんろう)さ、スケーラビリティを実現している。利用企業は、サブスクリプション方式でこの恩恵を受けられ、基盤となるアプリケーションやインフラの管理もSAPに任せることができる。
このように、パートナー企業の信頼性と安定性を兼ね備えたITインフラを活用することで、SAPは顧客へのSLAを満たしているという。本コンテンツでは、同社がどのようにして、優れた生産性を実現しているのかをITインフラを中心に紹介する。
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