労働人口が不足する時代に備え、働き方改革に取り組む企業が増えている。その中核を担うITとしてVDIへの期待が高まっている。だがそこには大きな誤解もあるようだ。
必要性が訴えられながらも、なかなか浸透したとは言い切れない働き方改革。だが労働人口不足を背景に、今後推進する企業が増えることは間違いない。この働き方改革を進めるに当たって欠かせないのが「いつでもどこでも仕事ができる環境」である。そして、これを実現する方法の1つが仮想デスクトップインフラ(VDI)だ。かつては金融機関や自治体などでセキュリティ強化のために導入されることが多かったが、ここ数年は働き方改革を目的に幅広い業種で導入が目立っている。
しかし「VDIを導入するだけで、セキュリティ対策も働き方改革もオールOK」と考えているようなら、それは大きな誤解だ。確かにVDIは優れた技術ではあるが、安全な働き方改革の仕組みを実現するには幾つかのコツを要する。早くから働き方改革に取り組み、グループ全体で8万人に及ぶスタッフの端末でVDI導入を進めている富士通も、その道筋は決して平たんではなかった。本稿では同社が直面したVDI導入における4つの課題と、その解決策を紹介する。
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