安易なセルフサービスBI導入に潜む「わな」とは?こんなはずじゃ……

手軽で安価なセルフサービスBIを導入してデータをビジネスに活用したいと考える企業は多い。だが、いざ導入してみると意外と思うようにはいかないようだ。何が問題なのか。

2017年05月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 売り上げデータや生産データなど、ビジネスにまつわるさまざまなデータを超高速に集計して分析、可視化するために活用されるのがBIツールだ。組織の意思決定、さらには個人の意思決定を迅速かつ正確に実現したいと願う企業にとって非常に有効だが、従来のBIツールの多くには、ツールに精通した専門の担当者でなければ使いこなせないという弱点が存在している。

 そこで登場したのが「セルフサービスBI」。従来のBIより簡単な操作でデータ取り込み、集計、分析、可視化ができることから、安易に導入する企業も少なくないが、「おのおのが専用クライアントで分析して終わり。結局『Microsoft Excel』と同じで、属人性、共有に関する課題は残ってしまい、BIの導入効果はあまり感じない」(業務部門社員)という声も導入企業ではささやかれ始めている。他にも「利用するユーザーごとに積み上がるライセンスコストが想定外だった」(情シス部門管理職)などという悩みもあるようだ。

 本稿では、安易なセルフサービスBI導入に潜む「わな」を明らかにし、その対処法を紹介していこう。

※この記事はキーマンズネットからの転載記事です。


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