「VMware環境をクラウドで構築したい」と言われたら? SIerのためのクラウド活用法IBMクラウド活用法ビジネスへの懸念点を解消

ユーザー企業から「VMware環境をクラウド化したい」と相談を受けるSIerが増えている。他社と差別化し、顧客から選ばれ続けるSIerとなるための“クラウド活用法”とは。

2017年08月10日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「ユーザー企業にクラウドを提案すると、自社の価値や利益が出なくなってしまうのではないか。」そんな懸念から、クラウド移行の提案を避けてきたシステムインテグレーター(SIer)は多いだろう。しかし、今やVMware環境をはじめ、基幹システムでさえクラウド化する時代。SIerもクラウドと共存し、活用する方法を真剣に考えなければ生き残れない。

 実際、ユーザー企業がVMware環境をクラウド移行するとなった場合、どのような提案が有効なのだろうか。有力なクラウドパートナーとして検討したいのが、VMwareとの提携を発表したIBMだ。例えば「IBM Cloud」はベアメタルも提供しているため、VMware環境をオンプレミスに近い形で実現できる。

 IBMによれば「クラウドは決してこれまでのSIerビジネスと競合するものではない」と言う。これはどういうことなのか。SIerがクラウド移行、クラウド活用で得られるメリットとともに、クラウド時代にSIer自身の強みを発揮する方法を考えたい。VMwareに関して豊富なノウハウと経験を持ちvExpertを受賞したIBMのエンジニアの面々に話を聞いた。

(前段左から)IBM 平山 毅氏、安田 忍氏、玉川雄一氏(後段左から)葉山慶平氏、多田勇樹氏

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