「ネット回線、電話、Wi-Fi」はあって当たり前なのに、契約や設置工事、メンテナンスには一定の人員と工数が必要。どうすれば楽に安定した環境を手に入れられるのか。
かつてオフィスの通信インフラといえば、固定電話とFAXでほぼ事足りていた。しかし、今日では、固定電話だけでなく携帯電話やスマートフォンの業務利用が当たり前、インターネット回線やLAN設備もビジネスにとって必須のインフラとなった。加えて、タブレットなどのモバイルデバイスの普及もあり、無線LAN(Wi-Fi)接続環境も当たり前になりつつある。
机とケーブルに縛られることなくモバイルデバイスを活用して柔軟な働き方ができる環境は従業員の生産性向上に寄与する一方で、管理対象が増え、複雑化するため、環境の整備・管理は従来よりも手間が掛かるものになっている。特に、社内にITの専門要員がいない中堅・中小企業にとって、これは深刻な問題だ。「ITインフラ」と呼ぶように、通信環境はあって当たり前、動作して当然のものであって、収益の源泉ではない。それゆえに、専門家が管理しなくても、「ネット・電話・Wi-Fi」を安定して使える環境が求められている。
ここで問題となるのは、多くの場合、「ネット・電話・Wi-Fi」は、それぞれ別の事業者が提供するサービスだという点だ。「インフラ」ゆえに、どれか1つでも停止してしまうと業務が止まりかねないリスクがあるにもかかわらず、それぞれの契約や問い合わせ窓口が分かれていれば、まずは自力で問題の原因を切り分けた上で、適切な事業者に問い合わせなければいけない。専任管理者がいない中でこうしたトラブルに対処できる企業は多くない。
現在、多くの中堅・中小企業がこうした課題に直面しているが、起業して間もないある企業では、最小限の負担のみでこれらの問題を丸ごと解決したという。以降で、その事例を詳しく紹介しよう。
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