「Windows 10」移行をいち早く決めた企業が得る、これだけのメリット「Windows 7」サポート終了迫る

2020年1月に「Windows 7」の延長サポートが終了となり「Windows 10」移行の需要が高まっている。あと2年あるとはいえ、移行計画は順調に進んでいるだろうか?

2017年09月29日 13時00分 公開
[ITmedia]

 2020年1月に「Windows 7」の延長サポートが終了するため、「Windows 10」への移行が必要となる。2020年10月には「Office 2010」の延長サポートも終了する。企業のクライアントPC環境がWindows 10へ移行する過程で起きる商機をつかむために、リセラーやディストリビューターは何をすべきか。

 かつて2014年4月には、「Windows XP」のサポート終了に伴って多くの企業がWindows 7への移行作業を行った。このとき多くの販売パートナー企業は、駆け込み需要によるさまざまな混乱を経験したようだ。日本マイクロソフトの調査によると、サポート終了直前の1年間の時点で法人ユーザーの約7割はOS移行済みだったものの、残りの約3割がサポート終了直前の1年間にWindows XPからWindows 7への移行を実施したという。また、サポート終了に伴うWindows 7搭載PCの出荷台数のうち、約半数は予算外の購入だったそうだ。中堅・中小企業や地方自治体における認識不足が、これらの混乱の一端にあった。

 Windows 7搭載PCを導入している企業は、既存PCのOSをWindows 10にアップグレードする、もしくは、Windows 10を搭載したPCを新たに購入する、といった移行プランの期限が目前に迫っている。あと2年あるとはいえ悠長に構えていると、期限の直前になってユーザー企業が慌てて移行、駆け込み需要でメーカー側も台数を用意できない……という展開が起きてしまうかもしれない。リセラーやディストリビューターはWindows XPからWindows 7への移行時の販売履歴をもとに、早めの移行を推進していきたいと考えているだろう。

 本稿ではリセラーやディストリビューターの視点で、ユーザー企業がWindows 10移行を成功させるためのポイントを明らかにする。


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