なぜ日本企業は「Open Compute Project」仕様のハードに注目し始めたのか?伊藤忠テクノソリューションズ株式会社提供ホワイトペーパー

データセンターで利用されるハードウェアの設計をオープン化する「Open Compute Project」(OCP)に注目する日本企業が増えてきた。拡張性が高くシステムの規模を柔軟に変更可能なOCPを導入するための秘訣とは?

2017年10月26日 10時00分 公開
[ITmedia]
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 2011年にFacebookが設立した「Open Compute Project」(OCP)は、データセンターで利用されるサーバ、ストレージなどのハードウェアの設計をオープン化するプロジェクトだ。現在はOCP Foundationによって推進され、約200社の企業が参加。実際にデータセンターを運用しているユーザー企業が主導することで、システムの規模を状況に応じて柔軟に変更可能なスケーラブルなハードウェアの設計を実現している。

 OCPによるスケーラブルなシステムはハードウェアの設計が公開されており、複数の提携ODM(Original Design Manufacturing)ベンダーから購入できるなど、企業にとってのメリットも大きい。ただし、日本企業がOCPのハードウェアを導入・運用する際には、幾つかの問題点を解決して日本の仕様に合わせる必要がある。

 本コンテンツでは、日本企業がOCPを導入する際に考慮しなければならない「保守方式」「運用方式」「データセンターの設備」といった問題を解決するための方法を解説する。OCPのメリットを最大限に生かしたいが、不安な点があり採用に踏み切れないという企業担当者は、ぜひご一読いただきたい。