最新の標的型攻撃対策、サンドボックスを「手の届く選択肢」に中堅・中小企業がいま危ない

サイバー攻撃は大企業から対策が手薄な中堅・中小企業を狙い始めている。運用の人手や予算が限られる中堅・中小企業も最新の標的型攻撃対策を容易に導入できる方法がある。

2017年12月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 中堅・中小企業は、サイバー攻撃者にとって「ローリスク、ハイリターン」が見込める有望な標的だ。それは「潤沢な予算や人員の確保が難しく、対策が手薄だから」といった単純な理由だけではない。

 中堅・中小企業を狙う攻撃の多くは、その企業の資産そのものを狙うというよりも、それを足掛かりとして取引先やサプライチェーンでつながる大企業や官公庁に侵入することを目的としているからだ。実際に米国では、取引先の中小企業を踏み台にして小売大手企業が攻撃を受け、約4000万件の大規模情報漏えいが発生した。

 ただ、中堅・中小企業にとって、高度なセキュリティ体制の実現は膨大なコストや複雑な運用が求められ、及び腰となる企業も多い。しかし、未知の攻撃への対策にも優れるサンドボックスが、あるキャンペーンにより導入しやすくなっている。しかも各企業の悩みに応える形で、6種類ものサービスパターンがあるという。本稿で詳しく紹介しよう。

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