斬新な発想と圧倒的なスピードを武器に、新興企業でも市場を席巻できる時代が到来した。しかし急成長を狙う前に、バックオフィスの重要性を再認識しておく必要がある。
企業を取り巻くビジネス環境の変化スピードは、年々増すばかりだ。消費者の好みは移ろいやすく、市場動向はめまぐるしく様相を変えていく。こうした変化にいち早く追随し、斬新な製品やサービスを市場に投入し続けられるスピード感を持った企業だけが、今後の市場競争を勝ち抜いていけることだろう。
逆にいえば、実績のない新興企業や中小企業が、斬新な発想とスピード感を武器に一気に市場を席巻する可能性も大いにあるということだ。事実、多くの新興企業がこれまでにないビジネスモデルと圧倒的なスピードを武器に、さまざまな業界で急速に台頭しているのはご存じの通りだろう。
しかし一方で、せっかく斬新な製品やビジネスモデルを持ちながら、十分なスピードを発揮できずに市場撤退に追い込まれる新興企業も多い。こうした企業の多くは、創業後しばらくは破竹の勢いで成長するものの、従業員数が数十人規模に増えた途端に成長スピードが減速する。その理由は製品やビジネスモデルそのものではなく、フロント系業務を財務経理や人事といった管理面から支えるバックオフィス業務が足を引っ張っていることが少なくない。
創業間もない新興企業の多くは小規模な業務パッケージ製品や「Microsoft Excel」を使ってバックオフィスのシステムを賄う。しかし、ビジネス規模が拡大し従業員数が増えた途端に、それらのツールでは情報管理が煩雑化してしまい、バックオフィス業務が回らなくなってしまう。その結果、せっかくビジネスチャンスが目の前に転がっているにもかかわらず、自社の状況が把握できず経営判断の機会を逃してしまい、成長の芽がつぶされてしまうのだ。
ではそうしたチャンスをつぶさずに、新興企業が成長を遂げるためには、一体何が必要なのだろうか?
※2016年11月、米NetSuiteは米Oracleに買収されました。
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