日本企業にも「Office 365」などのクラウド利用が広がり始めた。それに伴い、対処が難しいネットワークの課題が浮上してきた。その課題とは何か。対処方はあるのか。
スマートデバイスの多様化や無線ネットワークの普及もあり、企業におけるクラウドサービスの利用が進んだ。特にMicrosoftの「Windows 7」「Windows Server 2012」「Office 2010」の延長サポート期限が発表されたことで、従来型のパッケージアプリケーションから「Office 365」に代表されるSaaS(Software as a Service)への移行を進めている日本企業は少なくない。SaaSはシステムに必要なサーバやストレージの設計を考えたり、調達を待ったりする必要がないため、導入・運用コストや運用負荷を削減できる。スマートデバイスと組み合わせ、場所を問わずに必要なアプリケーションを利用する環境も構築可能だ。この結果、生産性の向上や働き方改革への寄与が期待されている。
SaaSをはじめとするクラウドの活用は、企業に大きなメリットをもたらす半面、考慮すべき点もある。クラウドの本格的な利用に伴い、企業がこの十数年構築してきたネットワーク構成では対処しきれない新たな課題が浮上してきたのだ。どのような課題なのか。現実的な対策はあるのか。これらを具体的に説明する。
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