今までのビデオ会議と「次世代コラボレーション」は何が違うのか?「会議ごとのツール使い分け」はもう止める

ビデオ会議をはじめとするコラボレーションツールが急速に充実している。選択肢が広がることは歓迎すべきだが、同時に課題も顕在化してきた。その課題と解決策とは。

2018年05月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「働き方改革」の旗印の下、外出先のカフェ、出張先のホテルの一室、空港のラウンジ、自宅など、場所にとらわれない働き方を実現する動きが広がっている。従業員の働く場所が多様化するほど重要性が高まるのが、ビデオ会議をはじめとするコラボレーションツールだ。こうしたツールを使えば、さまざまな場所にいる従業員が同じ資料を確認し、必要に応じて外部のメンバーとコミュニケーションを取ることができる。

 ビデオ会議システムをはじめとするコラボレーションツールは、働き方改革を進める上で有用なことは確かだ。だがツールの多様化が急速に進んだ結果、そのメリットを十分に享受できなくなるケースが顕在化し始めているという。豊富な実績のある伝統的なビデオ会議システムと、「Zoom」をはじめとする新興のビデオ会議アプリケーションとの連携といった新たな動きが進む背景にも、こうした課題の存在がある。

 コラボレーションツールが直面している課題とは何なのか。状況を打破する手段として注目すべき「次世代コラボレーション」に必要な条件とは。具体例に触れながら、詳しく見ていこう。

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