安易なセルフサービスBI導入には“落とし穴”が潜んでいるセルフサービスBIで本当にいいの?

データ分析の属人化を防ぎ全社規模で迅速な意思決定を促すマルチユースBI。エンタープライズBIとセルフサービスBIの長所を兼ね備え、企業のあらゆるシーンで活用できる。

2018年07月19日 10時00分 公開
[ITmedia]

 データ分析の世界に“民主化”をもたらしたといわれるセルフサービスBI。数理統計の専門家であるアナリストやデータサイエンティストに依存することなく、ビジネスの現場のユーザーが、自らの業務で必要なデータを集め、グラフィカルなダッシュボードで自由に集計や加工をしたり、可視化したりできるのが機能の概要だ。

 昨今、多くの企業がこうしたセルフサービスBIのメリットに着目し、導入に向けた動きを加速させている。情報システム部門の干渉をあまり受けることなくスモールスタートできると、業務部門からの評判も上々だ。

セルフサービスBIで本当にいいの?

 だが、セルフサービスBIは決して完全無欠のソリューションではない。セルフサービスBIの表面的な便利さにとらわれ過ぎた結果として、かえって以前よりもデータがサイロ化してしまったというケースも見受けられる。セルフサービスBIに潜む落とし穴とは何か。そして、その弱点を補って真の意味での全社的なデータ分析を実現するためにはどうすればいいのか。より現実的な選択肢を考察する。


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