「企業ITのクラウドネイティブ化」と「CaaS」「PaaS」の関係鍵を握るのは「ロックイン排除基盤」の選択

いよいよ企業ITもクラウドを意識せざるを得ない状況になってきた。捨てられない過去資産をどう次につなぐか。脱ロックイン基盤に必要な技術を取材した。

2018年07月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 サーバやストレージといった計算のリソースを「モノ」からプログラマブルなソフトウェアとして扱い、スケーラブルで柔軟な構成を可能にするクラウドネイティブ化のトレンドは、企業ITにおいても機動的な施策を可能にする手法として注目を集める。IoTなどの新しいビジネス領域に限定するものではなく、業務効率改善やデータ活用スピード向上など、システムを介して新しいアイデアや発見を促すための開発を俊敏に実行できるようになるためだ。

 一方で、企業が抱えるIT資産はいまだにリソースを「モノ」として扱う場面が多い。その象徴的なシステムが、基幹業務を支えるシステム群だろう。アプリケーションやミドルウェアのライセンス更新やハードウェアの減価償却期間が終了するたびに、同じような構成でスケールアップさせてきた経緯がある。しかし今、ミッションクリティカルなシステムでのオープンソースソフトウェア(OSS)適用実績の長いベンダーが、本格的に企業ITのクラウドシフトを支援しようとする動きがある。


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