ファイルサーバの無法地帯化を防止する効率的なアクセス権管理とは?業務部門と情報システム部門の役割分担が鍵

人事異動や組織変更のたびに、ファイルサーバのフォルダのアクセス権変更作業に追われる企業は少なくない。しかしこの作業を怠ると、重大なセキュリティリスクを招く。

2018年08月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 業種を問わず、ほぼ全ての企業が所有している汎用的なシステムの1つがファイルサーバだ。部門やチームにおける円滑な情報共有の手段として、個人PCに収まり切らない膨大な情報を蓄積した“知力の源泉”として、業務に不可欠なシステムだ。

 そんなファイルサーバの有益性や利便性は、厳重なセキュリティの後ろ盾があってこそ成り立つ。この根幹を担うのがアクセス権管理だ。ファイルサーバを利用するユーザーに対して、フォルダやファイルを閲覧、編集する権限をきめ細かく設定して制約をかける。多くの企業は、ユーザーの所属部門や役職、担当業務などの属性とひも付けてアクセス権を設定しているはずだ。

 しかし、アクセス権管理は容易ではない。人事異動や組織変更は日常的に起こるし、部門横断のプロジェクトなど通常の組織体制とは異なる枠組みで、各ユーザーのタスクに応じたアクセス権を付与する場合もある。複雑化するアクセス権管理を効率化するにはどうすればいいのか。


提供:株式会社ジャストシステム
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部