インターネット分離環境でも利用できる「完全な暗号化」対策とは「暗号化」は情報漏えい対策の要

数あるセキュリティ対策の中でも「データの暗号化」は、国内外の個人情報保護規制において重要な施策と見なされている。ユーザーの利便性を低下させない暗号化技術とは。

2018年10月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ対策は、あらゆる組織に欠かせない施策である。特に昨今は、サイバー攻撃の進化に伴い、仮にシステムが侵害されても実際の被害を防ぐ“事後対策”の重要性が認識されるようになった。

 中でも、重要なデータの格納されたファイルを攻撃者が読めないようにする「暗号化」は、情報漏えい対策において一定の効果が期待できる。ただし適切な暗号化技術や手法を選ばなければ、必要な場所で暗号化されていなかったり、暗号化されていない状態を狙われてしまったりする恐れがある。データを閲覧しにくくなるなど利便性が低下する可能性にも注意が必要だ。

 暗号化の方式によっては、他のセキュリティ対策と競合して、利用できなかったり効果が出なかったりするケースもある。特に「インターネット分離」対策を講じたときには注意が必要だ。

 そこで本稿では、ユーザーの利便性を低下させることなく、あらゆる場面に対応できる暗号化の仕組みについて紹介しよう。

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