ベンダー任せにできないクラウドでのデータ保護、コスト効率に優れた現実解とは組織の負荷を高めないデータ保護の在り方

クラウド移行が進む中、機械学習を含むAIなどの技術により、増え続けるデータをどう保護すればよいのかというのは、頭の痛い問題だ。運用負荷を抑制し、無駄なコストを発生させないために選ぶべき、クラウド環境でのバックアップ方法とは?

2018年11月14日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 重要資産であるデータの保護やバックアップをどう運用するかは企業にとって大きな問題だ。データ保護の分野でもクラウド活用の潮流ができつつあるが、オンプレミスで運用するシステムをクラウド環境に移行するとなると、さまざまな“現実的な問題”に悩まされる。そもそもクラウドへのデータ移行手順がよく分からないという問題もあれば、クラウド環境に適したバックアップやリストア方法が分からないという声もある。クラウドへの全面移行が難しい場合は、オンプレミスとクラウドを併用する形になるが、その場合は運用管理の二重化が負担となる。

 これ以上IT部門の負担を増やさずに、シンプルなデータ保護を実現する手はないものか。本稿では、データ保護に関する問題を整理し、対策について考えてみたい。

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