システムとデータの移行「目先の見積もりだけでは見えないリスク」を回避する方法今からでも慌てない、失敗しない方法とは

Windows Server 2008/2008 R2のサポート終了が迫る。移行先としてはHCIなどの仮想化基盤やクラウドも現実的になってきた。しかし目先の見積もりで判断すると後々リスクが大きくなる可能性がある。ハマリどころを解説する。

2018年12月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「Windows Server 2008/2008 R2」の延長サポートは2020年1月に、「Windows Server 2012/2012 R2」は2023年に延長サポートが終了する。アプリケーション改修にかかる時間などを考えると、ほとんどの企業がこの数年でサーバアップグレードやシステム更改を行う必要がある。

 システム更改のタイミングで物理サーバから仮想サーバへ、あるいはクラウドサービスのインスタンスへと、サーバそのものを別の環境に移行して運用効率の向上やコスト最適化を図ろうと考える企業は少なくない。

 移行後の成果だけでなく移行計画そのものをどう推進するかも情報システム部門の腕の見せどころだ。だからといって一部の環境向けの先進的な機能の導入やコスト削減効果のみを目当てにしたサーバ移行計画には思わぬリスクが待ち構える。予算確保後に問題が判明すれば取り返しが付かない。


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