有識者に聞く、HCIの広がりと適応範囲の本当のところ重要業務に適応できるHCIをどう見極めるか?

読者の多くは、HCIが重要業務に適応されていることに違和感を覚えるのではないだろうか。“VDI専用”などのイメージが先行しがちだが、実際は重要業務で活用できるほど進化している。本稿では事例を交えつつ、識者がその最新潮流を語る。

2019年01月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)が登場して数年が経過した。運用管理を簡素化できることや柔軟な拡張性が評価され、その導入が進んでいる。当初は仮想デスクトップインフラ(VDI)用途として採用される例が目立ち、“HCIはVDI専用”といったイメージさえあった。

 しかし、こうした限定的な採用の段階は既に過ぎており、最近では従来型のハイエンドストレージシステムをHCIに置き換える事例も登場している。ITトレンドに敏感な読者の中には、初期段階にHCIを評価したが故に未成熟だった時代のイメージをお持ちの方もいるだろう。だが今ではHCIの構成要素であるソフトウェア、ハードウェア両面で機能強化が進み、HCIの導入の加速に加え、その用途にも大きな変化が見られる。

 導入の加速や高度化する用途などHCIを取り巻く最新の動向について、HCI製品を提供するベンダーとしてユーザー企業に情報を発信している2人の識者に本当のところを語ってもらった。


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