クラウドが主流の現在で、拠点ごとにサーバを設置する理由とは?デル株式会社提供ホワイトペーパー

累計利用者260万人を誇るWeb特化のリユース事業を展開するマーケットエンタープライズ。「システムの主流はクラウド」と語る同社が、ITパートナーと共に拠点毎のファイルサーバを設置しエッジコンピューティング的な運用を続ける理由とは?

2019年02月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 インターネットに特化してリユース品の売買を行う、マーケットエンタープライズ。同社では、国内10拠点のリユースセンターと2拠点のコンタクトセンターを展開し、自社ECやヤフオク!、楽天などを通じて販売を行っている。累計利用者数260万人以上というそのリユース事業の本流を支えているのが、内製化された基幹アプリケーションと、拠点ごとに設置されたファイルサーバだ。

 同社システムの主流はクラウドだが、ネットオークションなどに掲載する商品画像の管理には、拠点ごとに設置されたファイルサーバを利用している。その理由は、画像データの加工や管理といったスタッフ作業を効率化できることに加え、可用性要件やコストなどトータルな評価を含めての判断だという。

 ファイルサーバで管理される重要なデータは、拠点間を結ぶVPNを介して夜間に集中バックアップされる。また、Office系アプリケーションやコラボレーションツール、共用ファイルサーバを利用し、社内の情報共有や業務連携にも利用されているという。拠点サーバをエッジコンピューティング的に活用する同社の取り組みを、詳しく見ていこう。