企業成長に伴うデータ容量の増大や機器の老朽化で、ストレージ環境を抜本的に見直したヘキサドライブ。災害対策による事業基盤強化・管理負荷削減などを実現したストレージサーバ活用術を聞いた。
企画からプログラミング、映像制作までをトータルで行うゲーム専業の開発会社、ヘキサドライブ。同社は、SOHO系ソフトウェアハウスから始まったこともあり、データ保管では1〜5TB程度の小型NASを継ぎ足しながら運用してきた。しかし、企業成長に伴うデータ容量の肥大化、度重なる機器増設や老朽化といった運用負荷の問題から、抜本的見直しを行うこととなった。
そこで同社が選んだのが、64TBのストレージサーバを大阪本社と東京拠点で1台ずつ稼働させ、データを集約させるという方法だ。さらに、事業継続の観点から両サーバ間はVPNで接続、WindowsのDFSレプリケーション機能を利用して同期をとっており、ミラーリングによるDR環境を実現した。
また従来は、両拠点間のデータへのアクセスにかなり時間がかかっていたが、ミラーリングによってこのアクセス性の問題も改善されたという。災害対策による事業基盤強化や管理負荷の削減といった同社の課題を一度に解消した、ストレージサーバの活用法について詳しく見ていこう。
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