CPU使用率の高稼働に悩むアコムがメインフレーム更改に踏み切った理由デジタル変革の推進に必要なインフラ要件

デジタル変革に力を注ぎ、そのシステム基盤を担うメインフレームのCPU負荷が増大していたアコムが1年半後にCPU使用率上昇の危機に直面。どのように乗り越えたのか。

2019年03月11日 10時00分 公開
[ITmedia]

 アコムは、“個人ローン市場において社会に信頼される「リーディングカンパニー」を目指す”という経営ビジョンの下、「ローン・クレジットカード」事業、「信用保証」事業、「海外金融」事業を中核3事業と位置付け、個人ローン市場でのさらなるシェア拡大に取り組んでいる。その中で、現在進めている中期経営計画(2017年3月〜2019年3月)では、重点課題の一つとして「進化するICTへの適応とシステム基盤の整備」を掲げ、デジタル変革に向けた取り組みにも力を注いでいる。

 ローン・クレジットカード事業においては、変化するWeb環境に迅速に対応し、PCやスマートフォンによるインターネットサービスを拡充。これに伴い、Webチャネルを通じた新規申込件数が大幅に増加したという。しかし一方で、ローン・クレジットカード業務のシステム基盤を担うメインフレームのCPU負荷が増大し、お客さまに安定的なサービスを提供するために、メインフレームのシステム更改が急務の課題となっていた。

 この課題を解決するために、アコムでは新たにメインフレームの入れ替えを実施し、CPUの負荷軽減および運用業務を改善した。本稿では、アコムが新たに採用したメインフレームについて、導入の背景や狙い、その効果について紹介する。

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