1年でAzure移行と運用設計を実現――オンプレのサポート終了を目前にした最適解Windows Server 2008のサポート終了に間に合わせる

Windows Server 2008/2008 R2の延長サポート終了まで1年を切った今、Azureへの移行を考える企業は多いが、障壁は大きい。移行だけでなく、移行後の最適な運用を可能にする提案が注目を集める。シンプルにクラウドの壁を越える方法とは?

2019年05月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「Windows Server 2008/2008 R2」の延長サポートが、2020年1月14日をもって満了する。アプリケーション改修の困難さや予算、時間の制約などにより、Windows Server 2008/2008 R2を使い続けている企業にとって、対策は待ったなしの状況だ。

 実はWindows Server 2008/2008 R2を2020年以降も使い続ける手はある。リーズナブルな手段は、Windows Server 2008/2008 R2のワークロードを「Microsoft Azure」のクラウド環境に移行することだ。特例として、Windows Server 2008/2008 R2のセキュリティパッチが3年間無償で提供され、公式の移行ツールも得られる。今回のOSサポート切れは、自社システムをクラウドに移行する第一歩を踏み出す好機と捉える企業もあるだろう。

 だが、オンプレミスからクラウドへの移行は簡単ではなく、Microsoftの移行ツールでも容易に移せるわけではない。その上、移行後の最適な運用設計などを考慮するには、時間や情報があまりにも少ない。クラウドにはオンプレミスにはない落とし穴があり、知らずに移行して多くのトラブルに見舞われるケースも報告されている。

 これに対し、1年弱という短期間でクラウド移行を完了させ、移行後の運用まで見据えた最適な環境を構築する方法がある。「クラウド環境になじみのない企業であっても、シンプルにクラウドの壁を越え、効率的な運用を実現できる」方法とは?

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