一部の社員が独占する「データ分析」を全社員に広げれば会社は変われる集計作業という意外な難問

データ分析をExcelに詳しい人やITスキルの高い人など一部の人だけが担う業務と考える人は少なくない。しかし、データの下では万人が平等であり、全社員がデータに触れ、活用することは企業が生き残るための最低条件だ。

2019年05月27日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ビジネスにおけるデータ分析の重要性が認識されるようになって久しい。データに触れ、データを意識して次のアクションを考えることは、業務の役割にかかわらず必要な営みだ。「全社員が同じ数字を見て考える」という文化とそれを支えるツールは、これから企業が生き残っていく上で欠かせない条件なのだ。

 しかし実際には、データ分析はExcelに詳しい人やITスキルの高い人など一部の人たちだけが担うものと考える人が少なくない。BIツールの導入も進んではいるといわれるが、それに触れる人となるとせいぜい5%がいいところだろう。残り95%の社員は「BIツールを触ったこともない」と考えられるのだ。

 IT部門の視点からいえば「ツールを導入したところで使い道がないのでは」と結論付けてしまうかもしれないが、それは早計といえる。実はBIとはもっと活用の幅が広いものであり、知られていない用途が無数にある。また、そもそも「データ活用が進まない」という悩み自体もBIを使うことで解決できることがある。どういうことか。次のページで紹介しよう。


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