Windows Server 2008サポート終了でファイル「断捨離」のすすめ先送りしていた課題解決に絶好のチャンス

2020年1月に控えた「Windows Server 2008/2008 R2」の延長サポート終了を前に、企業が備えておくべきことは何だろうか。ファイルサーバのOS移行に伴う課題と解決策を紹介する。

2019年06月12日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 「Windows Server 2008/2008 R2」の延長サポート期間が、2020年1月14日で満了を迎える。以降は、もし脆弱(ぜいじゃく)性が見つかったとしても、Microsoftはそれを修正するためのパッチモジュールを提供しない。ユーザーはセキュリティリスクを抱えたままの運用を余儀なくされる。

 こうした事態を避けるには、なるべく早いタイミングでOSを最新版にする必要がある。その際に盲点となりがちなのがファイルサーバだ。企業の基幹システムや情報系システムのOSアップデートには早めに着手する企業でも、Windows Server 2008を使って運用しているファイルサーバに関しては「ノープラン」というケースが少なくないようだ。

 ファイルサーバはファイルを保管しているだけなので、一見すると簡単にOSを移行できるようにも思える。だが何も考えずに移行すると、思わぬ落とし穴にはまる危険性がある。OS移行を機にファイルサーバ運用の在り方を根本から見直すことで、業務の在り方そのものを大きく進化させることもできる。

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