OSS利用に不可欠のライセンス・セキュリティリスク管理をDTSはどう効率化したか人手での作業に伴う課題を解決

システムインテグレーターのDTSは、オープンソースソフトウェア(OSS)を活用してBIツールなどの製品を開発している。避けては通れないOSSライセンス違反のチェックや脆弱(ぜいじゃく)性検査を同社が効率化できた要因は何だろうか。

2019年06月17日 10時00分 公開
[ITmedia]

 システムインテグレーターのDTSは、長年にわたって通信や金融といった企業向けの受託開発に携わってきた。来るデジタル社会を見据えた新しい事業の柱として、独自のパッケージソフトウェア開発にも着手している。例えば、企業にとって生命線といえるデータを分析して新しい知見につなげていくビッグデータ関連事業にいち早く着目し、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの「DaTaStudio@WEB」や、データ可視化ツール「GalleriaSolo」といった製品を開発し、国内の大手企業に提供してきた。

 同社は製品開発にオープンソースソフトウェア(OSS)を活用している。OSS利用に当たっては、ライセンスが定める条件の順守が欠かせない。OSSのライセンスとソースコードの確認など、コンプライアンス対策に必要な手作業の効率化や客観的な基準でのチェックを、DTSはどのように実現したのか。

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