働き方改革の施策に欠かせない「テレワーク」。いざ導入しようと思うと設備投資やライセンス費用が重い負担になる。利便性と運用効率、セキュリティに妥協せず、少ないコストで利用できる新たな選択肢が登場した。
「テレワーク」は、働き方改革の中でも特に高い効果が見込める施策として期待されている。時間や場所の制約を取り払い、好みの場所で業務に取り組み、すきま時間を活用することでワークライフバランスの実現や業務の効率化といった成果を得られるためだ。さらには災害時など通勤が難しい状況下で事業継続計画(BCP)を支援するツールとしても活用できる。
テレワークを実現するにはICT(情報通信技術)の導入が欠かせない。しかし、一般的なテレワーク環境の整備費用は高額になりがちだ。業務システムやユーザー端末の整備に加え、ネットワークやセキュリティ対策も万全にする必要がある。これを多数の従業員向けに整備するとなると、相応のコストと労力が求められる。
テレワークを、コストを抑えて効率良く実現する方法はないのだろうか。本稿は、既存の業務環境を生かしつつ、安全で使いやすいテレワーク環境を整える「意外な」方法を紹介する。
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