スペシャリストが明かした、本当に必要なデータ保護の在り方とその道しるべデータを価値に変えるための一歩

データ資産とその活用が今後のビジネスを左右するといわれる今、データをどのように保護し、管理するかが喫緊の課題だ。業界のスペシャリストが、企業が抱えるデータ保護の実態とあるべき姿に近づくヒントを解説した。

2019年06月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「データをいかにうまく活用するか」が企業の将来を大きく左右するといわれる今、データの収集や分析とともに、保護や管理にも一層気を配る必要が出てきた。しかし「ビッグデータ」「IoT」といった流行キーワードに引っ張られてデータ活用・分析ソリューションが脚光を浴びる一方、「データ保護」に関する企業の取り組みは立ち遅れている。

 Dell EMCの調査によれば、調査対象企業の約66%が過去12カ月の間に何らかのシステム障害を経験した。そのうち約26%は現在のデータ保護手法や製品でデータを復旧できず、また約25%はデータロスを余儀なくされたと回答している。双方の割合は、2年前の調査と比べて約2〜4倍に増えていて、企業によるデータ活用が進む一方で、そのデータが危機にさらされている実態が浮き彫りになった。

 データ経営の時代にあるべきデータ保護の姿とは、一体どのようなものなのだろうか。Dell EMCが2019年5月29日に、少数の参加者を招待して開催したセミナー「Dell EMC データ保護Power Breakfast」の内容から、最新のデータ保護の在り方を紹介する。

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