クラウド移行で最大のネックになるのが人材である。オンプレミスとは異なる幅広い知識が必要になるためだ。クラウド移行を成功させる鍵は人材の意識と知識、スキルをいかに高めるかにある。
オンプレミス環境のクラウド移行先として「Microsoft Azure」(Azure)を選択する動きが広がっている。MicrosoftのアプリケーションやサーバOSをオンプレミスで利用している場合、既存のIT資産やワークフローをパブリッククラウドでも生かせるという利点は大きい。
ただし、Azureへの移行でネックになるのが人材だ。これまでシステム構築と運用を外部ベンダーに全面的に任せてきた企業は少なくない。外部ベンダーへの委託を継続するとITコストの圧縮が難しくなるばかりでなく、既存のITインフラの適正な評価さえ難しくなり、クラウド移行の要件を見定める妨げになる可能性がある。こうしたことを背景にして、クラウド移行、クラウド運用の内製化を図るため、人材育成に対するニーズはかつてなく高まっている。
Azureへの移行の効果を最大化するには、クラウド人材の育成を避けては通れない。だが、幅広い領域の知識、スキルが求められる人材育成は簡単ではなさそうだ。解決策はないものか。
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