セガサミーのコンテンツ制作を支える物理インフラは何でできているのか?「最高クラス」のネットワーク構築を目指す

映像コンテンツやゲームを手掛けるセガサミーホールディングスは、移転を機に「高速で安定したネットワーク基盤構築」を実現した。「5年、10年先まで拡張・成長が可能な環境」はどのように構築されたのか。

2019年08月30日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 映像コンテンツが4K、8Kへと高精細化する中、ネットワークも大容量化が求められている。オフィスネットワークの無線化は一般企業で進んでいるが、大容量の映像コンテンツやゲームコンテンツを開発、制作している業界には「安定性が高く、高速回線に対応」した有線ネットワークが欠かせない。

 「プロサッカークラブをつくろう」(通称「サカつく」)、「龍が如く」などデジタルエンタテインメントの分野で多くのヒットコンテンツの制作を手掛け、他にも遊技機事業やリゾート事業など、幅広いビジネスを展開するセガサミーホールディングスは、効率的なグループ経営と人材交流の活性化を目指して2018年8月から2019年2月にかけて本社機能を東京・品川区のオフィスに集約。これを機にネットワークを再構築し、全12フロアで10Gbpsの有線ネットワークを実現したという。

 本稿はセガサミーホールディングスの事例を基に高速ネットワーク実現のためのノウハウを紹介しよう。

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