迫るIT人材不足の時代に備えて「クラウド移行で運用負荷を軽減」と考えてはいないだろうか。クラウドに移行したとしても、必ずしも運用負荷を軽減できるとは限らない。クラウド移行を前提とした、オンプレミスの見直しが先決だ。
「2025年問題」――団塊の世代が75歳以上となる2025年ごろの日本は、社会保障費の急増や労働人口不足などさまざまな問題が抜き差しならない状況になると予想されている。この頃にはIT人材不足の問題も加速する可能性がある。レガシーシステムの老朽化や大規模システムのサポート終了などにも対処しつつ、今から2025年以降のIT人材不足を見据えた対策を進めることは必須だ。残りの時間は決して長くない。
IT人材不足への対策として有効とされるのが、運用管理の効率化だ。そこでオンプレミスのITインフラをクラウドに移行することで運用負荷を軽減しようと考える企業は少なくない。しかし、クラウドに移行したからといって必ずしも運用負荷が減るわけではない。
「運用効率化したいからクラウド」という考えだけで安易に移行すべきではない理由を解説するとともに、オンプレミス環境が抱える課題をどう解決すべきかを考える。
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