クラウドや仮想化の普及によってネットワーク構成が複雑となり、構築や運用に関する「従来のセオリー」が通用しなくなってきている。これまでの考え方のままで大丈夫なのだろうか。
「IaaS」(Infrastructure as a Service)、「PaaS」(Platform as a Service)、「SaaS」(Software as a Service)とさまざまな形式のクラウドサービスが登場し、「クラウドを利用することのハードル」は以前より低くなった。基幹システムをクラウド移行するという話も現実的な話題として企業の中で検討されている。
さらにオンプレミス環境にも変化が訪れている。仮想化技術が浸透し、サーバやストレージなどを仮想化している企業は少なくない。働き方改革の機運の高まりから、「VDI」(仮想デスクトップインフラ)をオンプレミス環境に構築する企業もある。
クラウドや仮想化の大きな恩恵といえば柔軟性の高い環境だが、そんな中で従来型のまま取り残されがちなのがネットワークだ。柔軟性の高い環境がもたらす効果を最大化するためにも、次は「ネットワークの仮想化」を検討すべきだろう。
本稿では従来型ネットワークが抱える課題とリスクを「セキュリティ」「運用管理」「パフォーマンス」の3つの観点から明らかにするとともに、ネットワーク仮想化による解決策とそのメリットを解説する。
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