従来の「Windows」と異なり、半年ごとに大型アップデートがある「Windows 10」は、IT担当者にとって管理の煩雑化などの課題を生む原因になり得る。この問題に対処できるWindows搭載PCの管理方法とはどのようなものか。
「Windows 7」のサポートが2020年に終了すること、サイバー攻撃がいっそう高度化していることなどが、企業の「Windows 10」への移行を後押ししている。Windows 10は、これまでの「Windows」と比べセキュリティ機能が大幅に向上していることから、労働環境をより安全にできるという期待が集まっている。
一方で半年という短期間でのアップデート(Feature Update、以下FU)があるWindows 10は、これまでとは異なる運用管理の方法が必要になる。頻繁な大型アップデートがあるという点は特に重要だ。アップデートのたびに圧迫されるネットワークに対処したり、アップデート適用状況を管理したりする必要があり、管理業務が複雑になる恐れがある。運用負荷の増大は人材不足にあえぐ組織にとってクリティカルな問題だ。実際、Windows 10への移行後に、アップデートのトラブルに悩まされている組織は少なくない。
またWindows 7までアップデート運用に活用されていた「Windows Server Update Services」(以下、WSUS)も、Windows 10の運用においては最適とは言えない。
本稿は、Windows 10への移行を実施した、あるいは実施しようとしているIT担当者向けに、小さな負荷で高度な管理を実現する方法を紹介しよう。
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