業務環境の利便性を高めるSaaS。便利な一方で各種サービスのアカウント管理が新たなセキュリティリスクになる。対策としてのSSO導入は事前の検討内容次第で長期戦になりかねない。最短で決着させるためには、何が必要か。
企業のクラウド利用はこの数年で一般的なものとなった。特に人的リソースが不足しがちな中堅・中小規模の企業にとって、「Microsoft Office 365」や「Box」などのSaaS(Software as a Service)は、運用が容易で安価に利用できる点で大きなメリットがある。
ただしSaaSの利用は新たな課題も生む。その一つがID/パスワードの運用管理だ。サービスごとに異なるアカウントでログインしなければならず、それぞれのパスワードを安全に運用するのも困難だ。そこで組織の間で「シングルサインオン(SSO)」ツールへの関心があらためて高まっている。
SaaS型SSOも多く、簡単に導入できると踏んで計画してみると意外と行き詰まり、予算執行のタイミングを逸するケースもあるようだ。実際には事前に考慮すべき項目も多く、場合によっては導入に時間がかかることもある。
そこで本稿は、SSO製品の選定時に気を付けるべきものは何か、どうすれば短期に導入できるか、SSO導入のポイントを紹介する。
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