景気悪化や人材不足など多くの問題に頭を悩ませている日本の中小企業。経済アナリストの森永卓郎氏は、中小企業が生き残りを懸けた一手を打つには、オンリーワンのアイデアで勝負し、ITをうまく活用することが重要と説く。
日本の中小企業が揺れている。中でも大手企業の下請けを主なビジネスとしている中小企業は、大手企業からの発注に自社の業績が大きく左右される構造的な問題から逃れられない。世界経済変調の影響を受け、不安定さは増すばかりだ。近年は従業員や後継者不足などが原因で廃業する中小企業も目立つようになってきた。中小企業の経営者は今後の経営をどう考えればいいのか。
本稿は経済アナリストの森永卓郎氏へのインタビュー記事だ。森永氏は経済アナリストとして多忙な日々を送る一方、獨協大学経済学部の教授として教壇に立つ。シンクタンクの研究員時代から今日に至るまで、同氏は多くの中小企業に足を運び、現場を取材してきた。その経験から、日本経済の土台を支える中小企業が成長するためにはIT活用によるビジネスの革新が重要と訴え、「外部のアドバイザーをうまく利用するなどして、早く手を打つ必要がある」と述べる。森永氏が見る、中小企業の成長に必要なビジネス戦略とは何だろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:デル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部