シンクライアントは不要 テレワークのPC環境を安全かつ効率的に構築する方法働き方改革でIT管理の負荷も軽減

働き方改革において「テレワーク」は重要な施策の一つと考えられている。しかし、いざ実施するとなればセキュリティやPC管理の課題が浮上する。どのようなPC管理ならばテレワークを適切に実践できるのか。その方法を紹介しよう。

2020年02月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

 テレワークを実践するには、幾つかの課題を解決する必要がある。その一つが従業員のPC環境だ。従業員にとっては、外でもオフィス内と同様のPC環境が使え、どこにいても同じように安全に業務を遂行できることが理想だ。このための方法としてVDI(仮想デスクトップインフラ)による「シンクライアント」が候補に挙がるが、高額なコストや運用管理の負荷など導入のハードルは高い。必要な機能を搭載した「ファットクライアント」を従業員に配布し、持ち歩いてもらう方法を好む企業は少なくないだろう。

 ファットクライアントをテレワークで活用するに当たって問題になるのはセキュリティだ。端末の盗難や紛失リスクを想定して、安全なPC環境を構築することがIT担当者の務めである。のぞき見防止の対策も必要だろう。テレワークでファットクライアントを活用するに当たって、安全性を強化してくれる方法と、どのようなPCを選べばよいのかを紹介しよう。


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