専用機器の制御端末をWindows 7のまま使い続ける「残された手段」とはまだ方法はある

工場の生産設備や医療機器、POS(販売時点情報管理)端末など、業務機器の制御端末はいまだWindows 7で稼働しており、「Windows 10」にバージョンアップしたくても簡単にはできない場合がある。現実的な延命策はあるか。

2020年01月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 これまで多くの企業で長く使われてきた「Windows 7」の延長サポートが、いよいよ2020年1月14日で満了となった。これ以降、ボリュームライセンスの契約ユーザーに対しては有償サポートが継続されるものの、それ以外のユーザーはサポートを受けられなくなる。

 大半の企業は既に「Windows 10」への移行を済ませたり、ボリュームライセンスの範囲内で有償サポートを受けながら当面Windows 7を使い続ける道を選択したりしているだろう。しかしいまだにどちらの道も選ぶことができずに悩んでいる企業も少なくない。特に、Windows 7専用に開発された機器やシステムを今後も使い続けなければならず、かといってボリュームライセンスを契約できるほどの利用規模を持たない企業は、サポート切れを承知の上でWindows 7を使い続けるのが妥当ということになってしまう。

 大半のハードウェアメーカーは、Windows 7の延長サポート終了に伴いWindows 7搭載PCの取り扱いも縮小することが予想される。そのため近い将来Windows 7搭載PCが入手困難になることは必至だ。どうしてもWindows 7を使い続けなければいけない企業には、どのような選択肢が残されているのだろうか。


提供:エレコム株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部