「HCI移行でありがちな失敗例」から学ぶ、見落としてはいけない回避策ここに気を付ければ、期待は裏切られない

運用管理の手間とコスト削減を目的に3階層システムをHCIにリプレースする場合、選定時には各HCIの運用管理法をよく調べる必要がある。漠然と選んだ結果の失敗例は珍しくないからだ。失敗を回避するにはどうすればよいのか。

2020年03月04日 10時00分 公開
[ITmedia]

 かつてはオンプレミス基盤のスタンダード構成と考えられていた3階層システム。ただし階層ごとに専門技術者を必要とする場合があり、運用管理の手間やコストが膨れ上がることは避けられなかった。そこで最近、3階層システムからハイパーコンバージドインフラ(HCI)へのリプレースが盛んになっている。

 HCIの強みは、サーバと仮想ストレージが1つの筐体に統合されていることにある。構成要素ごとにベンダーが異なるという状態にはならないので運用管理もシンプルで簡単になるはず――それ故に運用管理の手間とコストを削減できると期待して、導入を検討する企業は少なくない。

 しかし現実には、そうした期待が裏切られるケースは珍しくない。よく挙がるのは「思ったほど運用管理の手間とコストが減らなかった」という声だ。根源的な課題は、やはり運用管理にある。どのような失敗例が多いのか。失敗から学べることは何だろうか。


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