「売り上げとともに増え続ける帳票問題」の対処にExcel活用が得策ではないワケ成長に伴い考えるべき請求業務の課題

売り上げに比例して請求書の作成といったバックオフィス業務の量も増加する。しかし管理部門は今の仕事で手いっぱいだ。かといって人員補強をする余裕はない。そうした状況の中での最適解とは。

2020年02月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 新規事業に挑戦しようと考えるビジネスパーソンがスタートアップを立ち上げ、新しいビジネスを展開する流れは珍しいものではなくなり始めた。キャリアを積んで脂が乗った状態で起業する者もいれば、人生100年時代を見越して定年退職後に一旗揚げようとする者、若さを武器に新しいチャレンジをしようとする者もいる。

 もちろん売り上げを立てるためには、単に物やサービスを売るだけでは終わらない。顧客への提案から売り上げが立つフローの裏には管理部門のサポートがある。顧客に見積書を出し、納品後には納品書、請求書を発行する。そして押印して請求書を郵送する。入金を確認して会計システムで売掛金を消し込んでようやく処理が完了する。

 経営者は、市場にはないアイデアを形にして新しい価値を顧客に提供していこうという思いを抱いて起業したはずだ。組織としては事業に力を注ぎたいが、ビジネスが軌道に乗れば乗るほど管理部門の作業も増すばかりだ。売り上げを追い掛けるあまり、気が付けば管理部門が疲弊していたという話も聞く。企業が円滑にビジネスを回すには、裏方である管理部門の作業の効率化も一体で考えなければならない。

 しかし、管理部門の人員を増員するほどの余裕はない。かといって現状を放置していると管理部門の業務過多により人離れが発生する恐れもある。

 帳票処理作業に追われている成長企業の管理部門を救うにはどうしたらよいのだろうか。


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