DXの有力手段「コンテナ技術」に賢く挑む 開発に専念できるインフラ選びITモダナイゼーションの現実解

コンテナ技術の特性を生かせばアプリケーション開発から運用までのサイクルを早められるが、相応の技術力や知識がないと難しい。コンテナ技術を用いたITインフラの構築や運用向けのリソースを抑え、注力すべきビジネスに専念する方法とは。

2020年03月31日 10時00分 公開
[ITmedia]

 さまざまな技術や手法を取り入れてデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた取り組みが進められるようになった。「ビジネスの俊敏性と付加価値をいかに高めるか」という経営課題に企業の存亡が懸かっていると言っても過言ではない。

 デジタル化したビジネスにおいて価値を生み出すのは、顧客とのつながりを構築するためのシステム(SoE:Systems of Engagement)だ。SoEのようなシステムに柔軟性とスケーラビリティを持たせ、競争力の強化につなげるための仕組みとして「コンテナ」に注目が集まっている。ただし、オープンソースソフトウェアを中心に発展してきたコンテナ技術は、相応の技術力や関連知識がないと構築も運用も難しいという課題がある。

 クラウドではなくオンプレミス環境にコンテナ技術を取り入れてアプリケーションを開発する場合はさらに厄介だ。コンテナ型アプリケーションの運用管理に最適化したITインフラを用意しなければ、本来望んだパフォーマンスを発揮できない可能性がある。ハードウェア調達やコンテナ化に伴うアーキテクチャの変更のために割くリソースを最小限に抑え、本来注力すべきアプリケーション開発に専念するためには、どのようなアプローチが現実的なのだろうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:三井情報株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部