竹中工務店のセキュリティ事例 国内外2万台のPCを守る方法とはEDRは企業に何をもたらすのか

竹中工務店グループは、国内外で約2万台のPCを従業員が使用している。大手建設会社として知られる同社は、どういったセキュリティ対策を講じているのだろうか。

2020年04月08日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 2019年に創立120周年を迎えた竹中工務店は、大手建設会社としてこれまでオフィスビルや商業施設、ドーム球場などのランドマークとなる数多くの建築物を手掛け、社会発展の一翼を担ってきた。現在では、建築の枠を超え「まちづくり」にも貢献している。

 時代の変化を読み、企業活動に取り組んできた同社は、グローバル化やIT化も積極的に進める。IT化にあたり、情報漏えいやセキュリティ対策にも細心の注意を払ってきた。

 しかし、外部脅威は増加の一途をたどり、その手口もどんどん巧妙化している。

 「もう水際対策だけでは防ぎ切れない」と、本格的なサイバー攻撃からの防御として検知と侵入後の対応の体制確立を決断した竹中工務店。そのセキュリティ対策とは――。現在、グループ全体で約2万台のPCを従業員が使用している同社の製品検討過程から導入、その効果を尋ねた。

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