バックアップ時間が6分の1に スクウェア・エニックスが選んだ安心できるDB構築大規模な障害を教訓に

システムの障害発生はユーザーの満足度に直結する。スクウェア・エニックスは、過去に経験した大規模な障害を教訓に、データベースのバックアップと監視の仕組みを強化した。その方法とは。

2020年04月28日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ゲームを中心とするデジタルエンターテインメントの分野で日本を代表する企業の一社であるスクウェア・エニックス。従来の家庭用ゲーム機用のソフトだけでなく、現在はスマートフォン向けソーシャルゲームやPCブラウザゲームなど、さまざまなプラットフォーム向けのゲームを日本のみならず世界中のユーザーに提供している。

 そうしたゲームを安定的に提供するために欠かせないのが、ゲームの認証課金システムなど、バックエンドに存在するミッションクリティカルなITインフラだ。

 この設計、構築運用を、同社の情報システム部 ソーシャルゲーム・インフラストラクチャー・グループが一手に担っている。マルチクラウドの基盤で9000を超える数の大規模なサーバ群を稼働させながら100件以上のプロジェクトを遂行している。

 その中で、インフラを構成する重要な要素の一つにデータベース(DB)がある。パフォーマンスがダイレクトにゲームのユーザビリティに直結するという厳しい環境の中で、日々のチューニング調整はもちろん、障害にも強いシステムの構築が必要だ。過去に大規模な障害を経験した同社では、同じ過ちを繰り返さぬよう、DBの迅速な復旧を実現するための新たなソリューションを導入することにした。


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