「止まると仕事ができない」重要なインフラである無線LANを今再検証すべき理由「電波の自動調整」「セキュリティ」が基本

オフィスの無線LANが止まったら、仕事にならない。無線LANの「重要インフラ化」が進むにつれ、高まるのは運用担当者の責任だ。今こそ、ユーザーエクスペリエンスの維持、セキュリティの確保といった基本に立ち返り、再検証すべきだ。

2020年04月16日 10時00分 公開
[三木泉TechTargetジャパン]

 日本全国津々浦々のオフィスや店舗は、無線LANに支えられている。

 多くのオフィスでは、無線LANを通じて全従業員が社内の業務アプリケーションやクラウドサービスにアクセスし、コミュニケーションを取り合っている。小売店舗では、無線LANが専用端末を使った在庫管理から店内マーケティング、自動チェックアウトにつながる電子店舗化までをカバーし、日々の店舗運営に不可欠な存在になろうとしている。企業や店舗にとって、無線LANは欠かせないインフラだ。

 こうしたニーズの高まりに、無線LAN製品はさらなる技術進化で応えている。

 例えば「IEEE 802.11ax」規格(業界団体Wi-Fi Allianceによる名称では「Wi-Fi 6」)への対応だ。理論上は9.6Gbpsという高速通信が可能で、多数の端末に同時接続しても低遅延を維持できる。省電力で広範囲をカバーでき、IoT(モノのインターネット)などの用途にも適している。Wi-Fi 6のこうした特徴は、無縁LANの用途をさらに広げることにもつながってくる。

 このように、幅広く重要な目的に使われるようになっていく無線LAN。そこで運用担当者が改めて注目せざるを得ないのは、基本的な機能だ。安定的な運用の維持とセキュリティの確保がますます問われるようになってくる。

 ここでは最新の無線LAN製品に備わっている機能を使って、無線LAN管理者がどう安全、安定、安心を実現できるのかを紹介する。


提供:シスコシステムズ合同会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部