クラウド慎重派が振り返る、AWS+VMwareの移行方法「これが便利」専任ソリューションアーキテクトが語る未来

クラウドを前提としたシステム構築が常識となる中で、既存システムの移行が問題となっている。だが、仮想化ソリューションを採用している企業は安心してほしい。AWSが推薦する最適な移行方法がある。そのメリットとは……。

2020年04月21日 10時00分 公開
[三木泉TechTargetジャパン]

 Amazon Web Services(AWS)とVMwareが共同開発したVMware Cloud on AWSは、VMwareの「Software-Defined Data Center」(SDDC)をAWSの「Amazon EC2 ベアメタルインスタンス」に構築したマネージドサービスだ。SDDCとはその名の通り、データセンターのインフラ(サーバ、ストレージ、ネットワーク)を丸ごと仮想化し、ソフトウェアで構成可能にする。AWSはこのVMware Cloud on AWSを“クラウド移行の道筋(ルート)”として企業に強く薦めているという。

 VMware Cloud on AWSは2018年11月に東京リージョンでの提供を開始。たちまち国内企業にとってクラウド移行の現実的な選択肢の一つとして浮上した。

 VMwareとAWSの協力関係は続いている。VMware Cloud on AWSはVMwareのサービスだが、2019年からはAWSやAWSパートナーネットワーク(APN)に登録している企業からも購入できる。他にもAWSには「VMware Cloud on AWS専任のソリューションアーキテクト」が在籍し、顧客のサービス設計などを支援している。国内の技術サポートについても、ヴイエムウェアとアマゾン ウェブ サービス ジャパンが協力して対処している。

 では、企業にとってVMware Cloud on AWS が魅力的な理由とは何か。次のページでは、AWSが考える、顧客のクラウドジャーニーにおけるVMware Cloud on AWSの位置付けとメリット、そして活用シナリオを具体的に紹介する。


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