ハイブリッドクラウドやマルチクラウドでシンプルなデータ保護を実現するには「VMware Cloud on AWS」のデータ保護戦略

オンプレミスとクラウドを併用するならば、バックアップデータを適切に管理する手段を用意する必要がある。オンプレミスの「VMware vSphere」環境と、クラウドの「VMware Cloud on AWS」環境に適したデータ保護戦略とは。

2020年04月23日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「オンプレミスかクラウドか」という二者択一はもはや過去のものとなりつつある。近年は「オンプレミスとクラウドのいいとこ取り」をするハイブリッドクラウドが珍しくなくなり、用途や特性に応じて最適なクラウドサービスを選択し併用するマルチクラウドも当たり前になった。ただしハイブリッドクラウドやマルチクラウドは、コストメリットや運用効率、セキュリティなど、企業ごとに異なる要件をバランス良く実現する必要があり、見落としがちな点も存在する。環境が分散することでデータの所在地も分散してしまい、データ保護のプロセスが複雑になるという問題だ。

 クラウドサービスを利用する場合でも、データ保護はユーザーの責任で実施する必要がある。ハイブリッドクラウド、マルチクラウドそれぞれのIT環境に適切な手段を選択しないと、データ保護の手間が増大してしまう。オンプレミスとクラウドを併用するユーザー企業の主要な選択肢である「VMware Cloud on AWS」を中心に、クラウドのデータ保護手法を見ていこう。

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