デスクトップ仮想化はテレワーク環境の実現などさまざまなメリットをもたらす。その手法の代表例がVDI(仮想デスクトップインフラ)だ。企業が仮想デスクトップ導入に当たって解決しておきたい疑問と、VDIに潜む意外なリスクを紹介する。
仮想デスクトップは場所を問わない業務の遂行を可能にする。企業にとって仮想デスクトップは、テレワーク環境を整備し、多様な働き方を推進するための重要な手段となる。
そうした環境を提供する手法の代表例が、VDI(仮想デスクトップインフラ)とDaaS(Desktop as a Service)だ。どのような方法でエンドユーザーに仮想デスクトップを提供すべきか、そもそも仮想デスクトップを利用するメリットは何かなど、導入に際して検討が必要な項目は多岐にわたる。
例えばVDIで仮想デスクトップを提供するメリットの一つは、管理者が利用アプリケーションを一括して制御できる点だ。これにより、事業部門やエンドユーザー個人が社内で正式な利用許可を得ないまま製品・サービスを利用する「シャドーIT」を抑制できる。だがVDIを利用するだけでは、シャドーITを完全に防ぐことは難しい。
本資料は、企業が仮想デスクトップ導入時に考えておきたい4つの疑問と、それを解決するためのヒントを提示する。各手法のメリットやセキュリティリスクへの対処法といった課題について検討する際の参考にしてほしい。