テレワークを前提に刷新すべきITの「4つのレイヤー」とはウィズコロナ(ニューノーマル)時代のどこでもオフィスの作り方

意図せぬ突然の一斉テレワークを経験した企業は何を学び、次に備えたのだろうか。これから始まるテレワーク中心のニューノーマル時代の働き方に合わせて、オフィスのIT環境をモダナイゼーションするためのポイントを説明する。

2020年08月04日 10時00分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行と政府が2020年4月に発出した緊急事態宣言を受けて、在宅勤務によるテレワークを実施した企業の動きが目立った。しかしこうした企業の中でも、テレワークをスムーズに実施して生産性を上げた企業と、テレワークを満足な形で実施できず経営者と従業員のストレスが蓄積した企業があるようだ。

 後者の中には、緊急事態宣言が解除されるとすぐにテレワークを止めてしまい、通常のオフィス勤務に戻した企業が少なくない。テレワークを継続している企業の中にも、突発的に作ったテレワーク環境が使いにくく、従業員が徐々にオフィスに戻ってしまうところもある。

 “テレワークを余儀なくされる状況”が今回の一度だけとは限らない。新型コロナウイルス感染症だけではなく、自然災害によって「オフィスに出勤できない状況」が発生する可能性は十分にある。共同のオフィスビルに入居している企業は、そのビルが何かの理由で急に一時的に閉鎖されることもある。重要なのはオフィスに出勤できないときも慌てずに業務継続できる恒久的なテレワークの体制と、それを実現するIT環境を整えることだ。

 テレワークを前提にしてIT環境を見直すには一体どのようなポイントに着目し、何から着手すればいいのだろうか。


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